40周年記念式典
11月15日(水)
創立40周年の記念式典を本校大体育館で行いました。
開式のことばのあと、校長挨拶では、創立当時の世情や本校創立の目的などについて、当時の県知事や教育長らの文章から引用し、紹介しました。ここまでの大規模校を、選択制にして、ここ伊奈町に建設された理由、などを知ることができました。平成5年には当時の天皇皇后両陛下が視察にいらっしゃったことなどにも触れ、30年前も振り返りました。結びには「温故知新」という言葉についてのお話がありました。
続いて、吹奏楽部・新体操部によるコラボレーション発表を行い、後半は吹奏楽部のみで5曲+1曲演奏がありました。コラボレーションでは吹奏楽部のリトルマーメイドの演奏に合わせて、ステージ上で新体操部が華麗な演舞を披露しました。美しさと柔らかな技に感嘆のどよめきも起こっていました。後半の吹奏楽部の演奏では、3曲目の「銀河鉄道999」はニューシャトルの駅で流れる曲ですが、その音源は本校吹奏楽部だとの紹介がありました。5曲目の「世界に一つだけの花」では、在校生徒全員で手の振り付けをして一体感が生まれ、最後の+1曲は吹奏楽部の十八番、「オーメンズ・オブ・ラブ」で盛り上がりました。
そして、卒業生による記念講演では、理化学研究所 脳神経科学研究センター 村山正宜様 に「未来の自分に感謝されるため」というテーマでご講演いただきました。タイムマシンで未来に行けたら、未来の自分に褒められたいですよね、との問いかけから始まりました。村山様は高校生の間に希望の進路を変更したため、卒業後に新聞奨学生として働きながら塾に通い、大変な苦労をしながらも希望大学に合格。研究者の道に入ってからも、まさに血のにじむような努力と苦労をし、研究にまい進されたそうです。夢をあきらめず叶えるために、ポジティブな思考と真の努力で心の器を広げる。好奇心とわくわくを大切に。というメッセージをいただきました。村山様の研究にも触れ、脳の中の美しい光のネットワークも見せていただきました。講演後の質疑応答では、生徒からの多くの質問にも答えていただきました。
最後に、代表生徒によるお礼のことばと、閉式のことばをもって、式典は終了いたしました。華やかな演舞、上質な演奏、そして人生の指針となる講話で、感動の2時間の式典となりました。
携わってくれた生徒たちと、村山様、ありがとうございました。