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【IINAサイエンス】海洋実習

2023年8月1~2日、東京大学三崎臨海実験所にて実習を行ってきました。

1日目は磯採集と灯火採集です。

磯採集では潮だまりや潮間帯の生物の観察と採集を行いました。

はじめは勝手がわからず、潮だまりをじっとのぞき込む生徒もいましたが、慣れてくると手際よく採集できるようになりました。

この日は東海道線が遅延したため、実習の開始も遅れてしまいましたが、潮は待ってくれません。干潮の最大の時間を迎えたところで採集を終え、引き上げです。

採集に関しては、海上保安庁による取り締まりが強化されるなど、次第に厳しくなる社会的な事情を反映し、かつてよりルールが厳しくなっています。そのため今回は、許可を受けた実験所職員に付き添っていただきました。

 

その後、所内を見学しました。

資料室は取り壊された記念館に代わって新しくできた教育棟の一角にあり、実験所の歴史的資料や貴重な標本を展示してあります。大学の実習などでは公開されているそうですが、高校生向けでは初めての公開になるそうです。実験所は戦時中に海軍に接収されており、その時の落書きが黒板の裏に残されています。

実験所では研究や実習に利用する生物を多数飼育・繁殖しています。近海の磯から深海、熱帯・亜熱帯など多様な環境に住む、数多くの生物に対応するため、水槽には様々な工夫が行われていました。

写真は実験所の幸塚先生に案内してもらっている様子です。

  

実習室に戻ると、ひたすら分類、観察、スケッチです。

いくつ同定できたでしょうか。

実験所の生物を見ながら、実験所の小口先生に分類についての講義をしていただきました。高校の授業では聞けない、実験所の先生ならではの講義や、プロによる分類など、実験所でよかったと思うところがたくさんありました。

夜間は灯火採集です。今回は残念ながらあまり多様な生物をみることはできませんでした。

翌日は観察、スケッチの続きを行い、大学院生のお二方に自身が取り組んでおられる研究についてご紹介いただきました。

 

盛りだくさんな2日間でした。

小口先生をはじめ、実験所の皆様には準備段階を含めて大変お世話になりました。心より感謝申し上げます。