No.395 音楽部(1)
◆清水ひかりさん(3D・越谷市立大相模中学校出身)【心が繫がった演奏】
「私たちは、先日行われた埼玉ヴォーカルアンサンブルコンテストで、金賞及び教育長賞をいただきました。
このコンクールに向けての練習は決して明るく楽しいだけではありませんでした。チーム全体としてのレベルがなかなか上がらず、メンバー 20 人がそれぞれ苦しい日々を過ごしていたと思います。チームリーダーとして厳しい言葉をかけることもありましたが、その度に私も心を痛め、今までで一番涙を流した期間だったように思います。20人の心が1つだとは言えない状況でした。
しかし、諦めるのは絶対に嫌でした。それは、20人に共通してあった感情だったと思います。「まだやれる」。その一心で、大会前2週間を必死に駆け抜けました。そして、コンクール当日。本番を終えた時、私は涙が止まりませんでした。本当に心から楽しめた6分間だったからです。みんなが笑顔で歌っている姿が見えました。20人の声がホールに響くのを感じられました。きっと私はあの6分間を一生忘れないと思います。
審査員の方からの講評で、「皆さんの心がしっかり繋がっていますね!」とありました。今までの練習は何ひとつ無駄ではなかったのだと感じ、本当に嬉しかったです。その日の結果はなんと金賞1位。また涙が止まりませんでした。最終的に1位は他の団体になってしまったため、全国出品には一歩届かず、すごくすごく悔しいです。ですが、この悔しさをバネに関東大会では必ずさらに良い演奏をしてきます。
プレッシャーもある中でしたが、伊奈学園としては埼玉県で唯一2団体関東進出。音楽部としては、初めて両チーム特別賞受賞という結果を残せたこととを、心から誇りに思います。関東の舞台でも、全員の心を通わせ、目一杯合唱楽しんできます。」
〈気になる言葉〉
「本当の愛情というのは、『してあげたいから、してあげる』というものです。それに対して見返りを求めるのは、ちょっと卑しいです。本当に好きだったら、『あげっぱなし、与えっぱなし』です。お返しがないなんて言うのは、本当に好きではないからだと思います。」瀬戸内寂聴・瀬尾まなほ『今を生きるあなたへ』SB新書 2021 p.15.