校長室より(日誌)

お知らせ

5月26日「校長室より」にて、お知らせしましたカッターナイフによる傷害事件につきましては、当日時点での校長としての考えを述べさせていただいたものです。現在、県教育委員会と連携を図りながら、詳細な調査に向けて調整、準備を行っているところです。今後の調査により明らかになった事などにつきましては、学校のホームページ等を通じてお知らせしてまいります。皆様には引き続き御心配をおかけしますこと、改めてお詫びを申し上げます。これからも本校の教育活動に対し御理解と御支援を賜りますようお願い申し上げます。

校長室より(ブログ記事の目次)

『校長室より』では、以下の項目について情報を発信して参ります。

①行事…(6月1日_避難訓練を実施しました) (5月30日_学校説明会を実施しました) (26日_全校集会の実施) (25日_教育実習開始) (23日_授業公開) (12日_本日から中間考査1週間前) (7日_教育実習説明会) (4月27日_いなほ祭) (18日_PTA後援会) (8日_始業式・入学式)

②校長のビジョン…(5月1日_新転任者研修会の振り返り) (4月1日_教育課程)

③学校紹介…(4月17日_モールで自習) (15日_図書館紹介) (9日_キャンパス内のバス停) (7日_ALTの来室)(2日_ハウス制)

④学系紹介…(6月11日_大学出張講義・社、理、書) (9日_大学出張講義・数学) (5日_大学出張講義・独、中、英) (4日_大学出張講義・仏語) (5月22日_科目選択説明会) (15日_国展へ出品) (4月20日_濠州事前研修) (13日_芸術系・美術) (10日_仏語現地研修)

⑤授業の様子…(6月12日_教育実習研究授業・前期) (5月19日_中間考査が始まりました) (12日_必修授業で英語でプレゼン) (8日_考査準備でも自己管理能力を鍛える)(4月16日_スポーツテスト・体育)

⑥部活動関係…(5月7日_吹奏楽部・演奏会の報告) (4月21日_音楽部・定期演奏会のご案内)

⑦国の施策情報…(5月28日_プレゼンテーション環境の整備_DXハイスクール) (27日_全国高等学校長協会の総会について) (14日_電子黒板の活用_DXハイスクール) (4月28日_DXハイスクール)

⑧県の施策情報…(4月24日_初任者研修が始まりました) (22日_教員採用選考試験)(14日_大学等案内パンフレット棚)

⑨地域との連携…(6月7日_公立高等学校合同説明会に参加いたしました) (5月29日_マナーアップ・キャンペーン) (20日_学習塾よりご訪問) (19日_日本栄養大学を訪問) (18日_埼玉大学からのご訪問) (15日_日本薬科大学へ表敬訪問) (11日_福井大学よりご訪問) (4月23日_弘済会のご来校) (6日_町庁舎訪問)

⑩P4C(哲学対話)関係…(6月10日_本校での講座、第2回を実施しました) (5月18日_町主催の開催について) (2日_第1回講座の実施) (4月3日_教員演習会)

⑪伊奈学園中_歳時記…(6月2日_明日から修学旅行) (5月21日_中高一貫・研究授業) (13日_今朝の学園中) (4月30日_3年生・スキルアップタイム) (15日_1年生・校外宿泊研修)

⑫伊奈学園高_歳時記…(6月3日_講話の聴き方) (5月13日_日本代表に選出されました) (8日_3年生の朝のHRにお邪魔しました)

6月12日 前期教育実習(研究授業の様子)

 5月25日(月)から始まった前期教育実習ですが、26名の実習生を受け入れております。今週は期間の終盤を迎え、日々、研究授業が行われています。本日は10名が対象でしたが、教生としての学びの成果を緊張しながらも堂々と発表していました(写真は期間中の一部)。

左上は美術科の様子です。題材「デザインって何?」の響きから想定されるであろう教材感を大幅に超えた学習指導案となっておりました。表現方法に始まった学習のテーマは社会の諸課題に係るデザインへ広がり、教科横断的に社会学や福祉にも繋がる流れで構成されており、教科「芸術」が対象とする学問の幅の広さを初めて知り心が揺れる思いでした。

6月11日(木) 本日の大学出張講義(社会・理科・書道)

特別日課(午前に授業・午後に三者面談)は本日が最終日となり、この期間中に実施された大学出張講義もまとめの日を迎えました。今日は3人の先生方をお招きし、それぞれご専門の分野について日頃では触れることの少ない内容を体験することができました。5日間に渡り、ご指導ありがとうございました。

 

(社会)埼玉大学教授の清水亮先生により『(輸入銅銭の利用を改め)江戸幕府はなぜ貨幣を発行した?』と題して行われました。講座の狙いは、日本の歴史的背景を認識することは世界史の理解にも通じるという視点を得ることで、見方や考え方を広げ、ひいては大学の学問へと繋げようとするものでした。『歴史は繰り返す』と言われます。その学問の場で得られる本質的な学びを、現代の諸問題との向き合いにも大いに活用して欲しいと思います。

 

 

(理科)埼玉大学教授の坂井建宣先生により『音と振動』と題して行われました。音は周波数と振幅で表せることから、楽器の音色の特長は周波数の違いにより生まれることになります。また、破壊されるときに発生する音の周波数を調べることで、その物が何であるかを把握することができます。更には、現代では音の発生を利用することで、疾患の診断までもが可能となっています。講義の後半では、そういった破壊診断や疾患の診断方法などを体験しましたが、日常の授業では得られない内容に生徒たちは興味深く取り組んでいました。

 

 

(書道)大東文化大学教授の髙橋利郎先生により『書の見方を考える』と題して行われました。書道の最高峰として知られる弘法大師「空海」の「風信帖(ふうしんじょう)」とは、最澄に宛てた空海の手紙でが、この講義では、書の国宝第一号であるこの「風信帖」を用いて書の見方を考察したほか、「国」が「宝」として定めた意味についても探究しました。臨書への向き合い方のみならず、広く国宝の鑑賞の仕方に対しても変化が生まれたことと思います。

6月10日(水) P4C(哲学対話)の第2回を実施しました(7日)

 「思考を深める場」として私自身の楽しみにもなっている当講座、その2回目を今月7日に実施しました。朝9時の開始でしたが、前回から引き続きご列席の方(約4割)にもお越し頂き盛況に終えることができました。以下のような感想(原文で掲載)を頂きましたので、ご興味をお持ちになられた皆様のご参加をお待ちしております。

〇色んな方々の考えが知れ、対話する事で発見になる。 〇誘ったおともだち2人が楽しく過ごせて嬉しく感じました。2時間45分があっという間でした。もっと自然に解放感を感じられるように精進したいと思いました。 〇自分が話すよりも、他の参加者のお話を聴くことによって、心のもやもやが解消された。 〇前回同様対話する事で色々なひらめきを発見できる。 〇普段の生活ではなかなか立ち止まって考えられないところを、問いを立てたり、他の方の考えを聞く中で開放された感覚を持ちました。

 

 

 

6月9日(火) 本日の大学出張講義(数学)

本日の講座は、明治大学文学部(教職課程)教授の佐藤英二先生により『模型を作って考える数学と教育』と題して行われました。内容は、『1×1+2×2+3×3+4×4+5×5』の計算方法を自作した立体模型を用いて考え、広く一般公式化できないかを探るというものでした(ポスターの概要参照)。この講座の狙いは、数学既修者は現在の知識を当然と受け止めるが、その捉え方の裾野を広げ新しい考え方に触れる学問的な営みを体験することでした。参加した生徒は、高校ではあまり扱わない「公式を生み出す」経験により視点を新たにすることができた様子です。

6月7日(日) 公立高等学校合同説明会に参加いたしました(@大宮国際中等教育学校)。

本日、大宮国際中等教育学校のコミュニティーホールで行われた説明会に登壇する機会を頂戴し、10分ずつの持ち時間の下に以下の内容をご参会の200組ほどの皆様に説明させて頂きました。

この説明会は、根岸校長先生はじめ当該校関係者の方による会場のご提供はもとより、さいたま市見沼区と北区の中学校PTA役員の方の志により運営されました。誠に有り難い機会を提供して下さり、公立高校の校長の一人として心より感謝を申し上げます。地域の皆様の自助的な取り組みにより、学び多き1日となりましたことにお祝いを申し上げます。

 

 

6月5日(金) 本日の大学出張講義(独・中・英)

特別日課として午後に実施される三者面談は、本日2日目を迎えました。その時間帯に、引き続き3つの講座が開かれました。ご紹介する写真の下にそれぞれの概要を記述しましたが、高校の教育課程では触れることの少ないテーマに生徒たちは真剣に向き合っていました。

 

〇ドイツ語 獨協大学・矢羽々崇先生

 演題:ベートーベンの『第九』

    合唱「歓喜に寄せて」のイメージとは?

    いつから年末に演奏されるようになった?

 概要:集いの歌として1786年に作曲家シラーが雑誌で発表した原曲は時代の流れの中で人気を博していったが、その後ベートーベンにより交響曲としてアレンジされ1824年の5月の初演により世に放たれた。1927年にシルベスター(大晦日の演奏)に登場し、その後6年連続で演奏会が催され「伝統」的な催しとしてドイツ国内で評価されることとなった。翌年のヒトラーの登場のため国内での演奏が不能となると、ユダヤ系指揮者ヨーゼフ・ローゼンシュトックは活動の場を求めて来日した。1936年からの11年間、NHK交響楽団の常任指揮者となり楽団を熱心に指導、大晦日の演奏はラジオで放送された(当時のN響マスターの娘、黒柳徹子氏は彼をローゼンさんと呼んで慕っていた)。

 

 

 

〇中国語 目白大学・永野善寛先生

 演題:デジタル時代の中国語学習ーICT・生成AIと中国語

 概要:現在は様々な学習アプリを手にできることから、利用する側の視点ではなく作成する側の視点に立ち実際にプログラム作成に取り組み受講者同志で作品を共有することで学習方法そのものを考察した。アプリ考察の手順は、形態(クイズ・カード・ゲーム・会話形式など)、利用手段(音・地図・地球儀など)、学習の狙い(音声・単語・自己紹介など)の考察により進み、最終的に自作されたプログラムを相互に交換しそれぞれの使い勝手を確認し合う段階まで取り組んだ。

 

 

 

〇英語 獨協大学・羽山恵先生

 演題:専門的に判定する英単語の重要度:教科書の単語、どれを習得すべきなのか?

 概要:単語の成り立ちの奥深さを踏まえた上で、英語を実際に使用するときには語の性質を踏まえた運用が実践的である。働きから単語は内容語と機能語の区分されるが、その機能に注目するとコミュニケーションの場ではどちらのグループにより習熟するかで運用力が異なってくる。これらに注目することで「習得すべき語」は明瞭となる。

6月4日(木) 大学出張講義がはじまりました。

本日からの午後の日程には三者面談が予定されていますが、それと並行する時間帯に大学の先生をお招きした講義が複数行わる予定です。今日は、立教大学の関未玲教授が来校され、フランス文学に係る講座が開かれました。ここでは、後半の活動として文学作品を生徒が創作するというチャレンジングな目標が設定されていました。その導入として、フランス語圏女性作家のキム・チュイ氏が北アメリカ大陸に位置するケベック州の政策から受けた影響について紹介されました。

移民としてかの地に移住したキム氏は、当州がフランス語を公用語として定めたことにより、2021年には80.5%がフランス語話者となり(2003年は50.8%)、このことから作家としてマーケットを得ることができたのだそうです。

今日の講義を履修した生徒はこの移民作家の苦悩を共有した下に、各自がこれまでの生活を重ねてきた中で「今、この席にいる、この一瞬」をどのように描き作品として仕上げるのか、相互発表の場ではお互いに刺激し合う素敵な時間を過ごしたことと思います。

6月3日(水) 講話を自己の課題に引き寄せる様子

4月8日の始業式では、講話の主旨を「対話が大切」としました。壇上からは、原稿になかった「できることなら、みなさん一人ひとりと差しで話したい」の一言には一定の反響があり、その後このエピソードに触れてくる子どもたちが複数ありました。

昨日は、実際に5人の生徒が来室し、彼らの関係性の説明に始まり本校入学への経緯や現在の学習状況、自宅周辺のローカル情報の交換や給食の懐かしさなど多岐にわたる内容で盛り上がりました。その後、一昨日の避難訓練での講話の主旨「危機管理」にどう向き合うかを尋ねたところ、ある生徒は自分の苦手な事がらとの折り合いの付け方を振り返り、結果的に遅刻での登校となったのだけれども自分の内面の整理にはとても大切な瞬間だった、と話してくれました。講話をきっかけに自己の課題と向き合っている生徒たちの姿勢を垣間見て、とても頼もしく感じました。

 

※台風6号が関東地方に最接近すると予報された本日、中・高はともに休校(終日)の措置を取りました(→ 学園中3年生は予定どおり修学旅行へ出発しています)。